2018年05月25日

Anil Eraslan(cello)from Berlin First Japan tour 2018 和歌山公演

昨夜は、ベルリン在住のチェロ奏者、アニール・エラスランさんが、
初来日の日本ツアーの和歌山公演。昨年ヨーロッパで好評を博した
さがゆきさんとの即興音楽のステージに沢山の人にお集まりいただきました。

東京や関東圏からお見えの方も見られ客席は満員!開演前から
熱い熱気に包まれていました。

即興演奏とは、楽譜などに依らず音楽を、即興で作曲または編曲しながら
演奏を行うこと(Wikipediaより)で、まさに『一期一会』な音楽。

アニールさんのチェロの心地よく低い音色が会場に響きます。
そこに卓上に箏のように置かれたギターを、さがゆきさんが
つま弾いて行きます。深い海の底で鯨が叫ぶようなイメージを
感じましたが、とらえ方は人それぞれ。まさに『十人十色』と
呼ぶにふさわしいパフォーマンスだと言えます。

さがゆきさんはギターだけではなく、VOICE(叫びだったり、囁きだったり)や
ステージのモノを打楽器にし、それにアニールさんのチェロが加わり
音を聴くというより、空間を聴く(共有する)ように感じました。

1部、2部ともほぼ休むことなく演奏され、二部ではさがゆきさんが
両手に鈴虫の鳴き声のような楽器(以前海外で購入し壊れた
探していて10年後にベルリンで見つけられたそうです)を持ち
客席を囁きながら回るパフォーマンスをされ、ステージを飛び出し
客席もお二人のパワーに引き込まれていく感覚でした。

終焉後のアンケートでは
・気づけばあっという間に時間が経っていました。時空を越えた気分です。
・浮世をしばし離れられた気がしました おはらいを受けた感じ
・宇宙音楽でした。  ・なんとも不思議な世界
・瞑想をしているようでとても気持ち良かったです など
みなさん各々の感覚で即興音楽の世界をお楽しみ頂けたようです。

ご来場のみなさま、アニール・エラスランさん、さがゆきさん
本当にありがとうございました!
  


Posted by LURU☆STAFF at 15:45Comments(0)コンサート

2018年05月20日

【大盛況!】第20回  LURU CLASSIC CAFE

昨日のお昼は、『第20回  LURU CLASSIC CAFE』が開催され
たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございます。



 1組目は初登場となる二胡の瓦野早紀子さんです。
瓦野さんは、二胡アンサンブル・紅弦でも活動されていますが
今回はピアノ伴奏で奏楽していただきました。
『蘇州夜曲』で始まり『ムーンライトセレナーデ』など耳なじみのある曲も多く
最後は、二胡の代表曲『賽馬』では颯爽と草原を駆け抜ける馬の姿が
浮かんでくるようなとても心地よい演奏でした。


 2組目は、オーボエの太田愛美さん。オーボエはギネスブックで世界で一番難しい
木管楽器として認定されている楽器で、MCでも難しさを話しておられました。
のだめカンタービレで黒木君が吹いていたモーツアルトの「オーボエ協奏曲」や
NHK連続テレビ小説あすかの主題歌『風笛』など聞いたことのある
オーボエの深い音色がLURU HALLに流れました。


 3組目は、LURU HALLでは初登場となるアイリッシュハープの川口麻紀さんと
フルートの岡本万貴さんのデュオ。アイリッシュハープとフルートで奏でられる
『グリーンスリーブス』はとても新鮮で異なる二つの楽器から流れる音色の美しさは
とても美しく、優しくホールを包み込みました。


 そして、最後に登場されたのが、ピアノの小泉乃林子さん。ブラームスやモーツァルトに続き、
リストの超絶技巧練習曲第8番『荒野の狩』この曲は冒頭からフォルティッシモ、
そして鋭いスタッカートが続き、まさに標題に相応しい荒々しさで締めくくられました。
終了後のアンケートでも小泉さんのピアノの技術を称賛するコメントも頂戴しました。

今回出演された演奏者さんは全員女性でとても華やかなステージとなりました。
ご来場のみなさま、瓦野 早紀子さん、坂本美穂さん、太田愛美さん、天本麻理絵さん、
川口麻紀さん、岡本万貴さん、小泉乃林子さん本当にありがとうございました!